米の輸入方法 6
日本で働く外国人労働者は、不況下の現在でも60万人はいると推定されています。
そのうち、半数以上がアジア諸国からの出稼ぎです。
労働者である彼らは、同時に、日本で様々な商品を消費する生活者でもあります。
それは、きわめて当たり前のことです。
彼らの滞在が長期におよび、かつ、その絶対数が急増するにつれ、彼らをターゲットとする新しいビジネスも生まれるようになりました。
異国の地で働いていれば、母国のものが懐かしくなるもの。
とりわけ、食べ物への執着は強烈です。
食習慣が異なる日本では、食べ慣れたモノがなかなか手に入らないとなれば、なおさらのことでしょう。
彼らの渇望感がどれほどのものかは、自分が逆の立場になったときのことを考えれば、容易に察しがつきます。
こうして、それぞれの同胞を対象にした様々な国の食料品店や雑貨店が、日本の街角に出現するようになったのです。
フィリピン、韓国、中国、タイ、ブラジル、パキスタン、バングラデシュ、それにイラン。
こうした店での売れ筋商品は、香辛料や調味料、母国の映画のビデオや雑誌、そして、コメです。