忘れられない「過去の栄光」 3
全社レベル、部門レベル、あるいはグループレベルのマーケティング、宣伝、生産、企画、研究開発活動の多くが実際のところどれほどの意味があるのか、満足のいく形で実証できていません。
こういった活動のほとんどは現場の管理職の責任と重複するし、必要性を主張するにはあまりに経費がかさみます。
・・・今のところ、これに伴って発生する費用を相殺するような利益を見いだすには至っていません。
しかし著名な経営コンサルティング会社であるA・T・カーニィ社によって行われた41社についての徹底的な調査結果は、わたしたちの見解を支持するものでした。
"痩せ型"の企業、つまり頂点と底辺にランク付けされた社員の間に最小限度の管理階層しか持たない企業は、売上高の伸びで明らかな優位を示し、収益の伸びでも圧倒的に勝っていたのです。
組織を過度に複雑なものに作り上げたり、過剰に階層を増やしたりすると、コストアップが避けられないだけでなく、長期的にはさらに深刻な結果を招くことになります。
問題の起きている現場から何階層も引き離されている状況で、経営幹部は何が起こっているのか本当に知ることができるのか、大いに疑わしいでしょう。