忘れられない「過去の栄光」
「もちろん、より低い経費で製品を供給することは重要。
それを実践している我が社は、経費については常に圧倒的な競争力を誇ってきた」
・・・というようなコメントは決して珍しいものではありません。
しかし、このような態度を示す管理職には、その主張を裏付ける事実に基づいた根拠がないのです。
マッキンゼー社が行った、生産競争力に関する調査が示すところによると、多くのアメリカのメーカーは海外の競争相手よりも、30%以上高い経費での運営という不利な状況にあり、さらに重要なことには2対一の割合で生産力の基盤を失っているとのことです。
非常に多くのメーカーがこのような不利な状況に直面しているということは、何ら驚くべきことではありません。
なぜなら、これらのメーカーは次のような点について問題があるからです。
1.工場、設備、生産方法が、より低い経費、より高い品質、短くなった生産サイクルというマーケットの需要に合うよう改良されてこなかった。
2.人件費、管理費、生産性に至るまで、国際基準のどれにあてはめてみても競争力に欠ける。